フジミの特-67戦艦「扶桑」を純正エッチングパーツを使用して製作しました。日本帝国海軍が誇る違法建築物をとくとご覧あれ。
製作工程
クランプと板で船体の反りを修正しました。
艦橋は、下から順番にエッチングパーツを接着しながら積み上げていきます。部品の精度がとても良かったので、水平・垂直に注意しながら接着していけば問題なく組み立てることができました。
煙突周辺のエッチングはボリュームがすごいですね。ファンネルキャップの加工は少し難しいです。あと、配管パイプとエッチングの組立順序とクリアランスの調整が少し必要です。純正エッチングパーツを使用する場合は、ここが一番の製作ポイントになります。
主砲や後部艦橋にエッチングパーツを取り付けていきます。この辺りはとくに問題なしですね。
ここから塗装作業に入っていきます。まずはじめにリノリウム甲板部を塗装し、マスキングしておきます。
続いて、木甲板の塗装です。木甲板色で塗装すべき箇所は艦橋部にもあるので注意して下さい。さて、木甲板の塗装ですが、説明書には「タン」が指定されていますが、私はセール+油彩のダークブラウンのスミイレの組み合わせで塗装しています。ダークブラウンのふき取りにムラを持たせることにより単色塗装ですが、純正の木甲板シートに近い表現に仕上がります。
ここは大きいサイズの写真で見て頂きたいです。もう、、扶桑は甲板上の構造物が多すぎます。製作難易度上の鬼門は煙突周辺のエッチングパーツの取り付けですが、ここはここで地味に大変な作業になります。
今回はこの段階で手すりを接着しました。煙突上部は前もって黒色で塗装し、簡易的なマスキングを施してあります。
ここまでくれば、あとは楽しい時間です。
主砲、副砲のキャンバス、ホーサーリール、内火艇のキャンバスを筆塗りしていきます。筆塗りの塗料はエナメル塗料を使用しますので、はみ出してしまっても修正が容易です。
ここで、今回使用するファインモールドの凄さを紹介しておきます。
このディテールはとても素晴らしく、ランナーから切り取るだけで使用できるというところも便利です。
順番に塗装済みの部品を取り付けていきます。だんだん、テンションが上がってきますね。
組み立て、完了です!!!やはり戦艦クラスは、迫力が違います。
ウェザリングカラーでスミイレと錆を表現していきます。
最後にメタルリギングの0.06号で空中線を張って、すべて工程が終了です。今回は後部艦橋マストの張線を頑張ってみました。
これにて完成です。お疲れ様でした。
完成写真
あとがき
戦艦 扶桑、
特-67 扶桑、とても作りやすい良キットでした。部品の精度が良く、素組であればクリアランスの調整の厳しい箇所もないので説明書通りに製作すればすんなりと組み上げることができると思います。
エッチングパーツに関してもボリュームもパーツ構成も素晴らしく、純正エッチングパーツを使用するだけでもかなり見ごたえのある作品に仕上がります。煙突周辺は少々難しいですが、古いフジミのキットの純正エッチングを比べると全然簡単です。ただ、1点だけ言うならば、ボートダビットがあれば完璧でしたね。
機会があれば、また製作してみたいと思います。
コメント
完成写真見れへんかったけど作り方がようわかった