フジミの白露をレインボーのエッチングセットを使用して製作しました。今作は海洋ジオラマ仕様です。アプリで海面ジオラマを動かしてみましたので、大海原を航海する白露の勇姿をご覧ください。
エッチングパーツに置き換える箇所のピン穴を処理します。
深い穴をラッカーパテで埋めると乾燥の待ち時間やヒケによる再処理が面倒なので、プラ棒を差して処理しました。
Mr.セメントSPは強力にプラを溶かしてくれる上、乾燥が早いので助かります。
エッチングパーツを取り付けていきます。
ホーサーリールのロープは、0.5mmの丸プラ棒に0.1mmのエナメル線を巻き付けて再現しました。
金属プライマーとサーフェイサーで下地処理をしてから、軍艦色を塗装しました。
船体は、サーフェイサーの厚塗りで鉄板の継ぎ目を再現しました。
リノリウム甲板は、簡易マスキングで塗り分け、細かい甲板構造物は筆塗りで塗り分けました。
リノリウム押さえは、海魂のエッチングパーツを使用しました。
ベースカラーは、タミヤアクリルのシーブルーを使用しました。
基本色の塗装後、グロスポリマーメディウムで艶を出してから、ジェルメディウムで波を再現しました。波の造形は、筆で全体にジェルメディウムを塗布してから、歯ブラシの面や角を使って成形しました。
艦首波は、透明プラパンを使用しました。
白波は、水泡表現素材をジェルメディウムに混ぜて再現しました。
信号旗索は、伸ばしランナーを使用しました。今回はジオラマ仕上げですので、真っすぐに張るのではなく、全速航行でなびいている状態を再現しました。
今回のジオラマは戦闘中という設定ですので、軍艦棋はメインマストに掲揚しました。軍艦棋はアルミ箔にデカールを貼り付けて、なびいている状態を再現しました。
信号旗は、アルミ箔に手書きで自作しました。
Mr.ウェザリングカラー各種でウォッシングを行いました。
マルチブラックは、スミイレ、雨だれ。ステインブラウンは錆。グランドブラウンは縞鋼板の油汚れ。サンディウォッシュは、軍艦色の退色表現に使用しました。
ウォッシング完了後、艶消しクリアで全体の艶を整えます。
完成です。
船体と台座はネジ止め加工しておいたのですが、穴がズレていたので瞬着で固定しました。
背景を入れて、完成写真を撮影します。
照明が上からだけなので、アルミ箔を貼った簡易レフ版で側面にも光を当てました。
これにて製作記は終了です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
製作メモ
魚雷運搬軌条は、水密扉と干渉するので接着位置に注意する。
爆雷は投射機と装填台が干渉するため削って調整する。
艦首側の手すりの反りは、上段を切断して調整する。
張線をする場合は、第一主砲に支柱を追加する。
エッチングパーツを使用する場合は、8m内火艇のピン穴を処理する。
第2、第3主砲のジャッキステーが干渉するため、主砲の取り付け位置を調整できるよう穴を広げておく。
窓枠のエッチングパーツは先に天井パーツに接着する。
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